BLを読み解きたい

なんでこんなに好きなのか考えたいだけ

天狗の台所 実写 いいとことうむむなとこ

 

 

楽しみにしていた実写ドラマ。

素敵な漫画をなんでもかんでも実写焼き畑現象には辟易してはおりますが、こちらのドラマは楽しみにしてたという勝手です。

 

原作は何度も何度も読んでるとっても大好きな作品。

タイトルの通り、天狗の基の豊かで丁寧でそして時間のかかる七面倒なことを四季とともに魅せてくれる。読んでいるとお腹が空くという難点はありますが本当に大好き。

 

さぁて、どのくらいこの空気感を壊さずに実写にしてくれとるんかいな?と試す気持ちと、もう実写は実写。原作との間違い探しばかりして物語を楽しむ純粋さを忘れてはいけません。と自分を戒めたりして見る前から大忙しやわ。

 

 

まずキャスト、完璧。

マンガは合間合間にコミカルな基がみれるけど実写だとリズムが崩れるからあえてあのちょっと暗めな感じなんかも知れんけど、誠実実直な基がみれてうれしいです。

ただ羽はもうちょいがんばろう。

 

オンくん!背格好がまるでオンくんですごくいい。ただやっぱり実写はコミカルさを抜いてるからちょっと子憎たらしい面ばかりでているような気がするけどまだ一話目やしね。

(若い俳優さんで普段テレビをみないから存じ上げていないので、まさか…J…では?となんか調べてしまって、セーフって胸を撫で下ろしたんやけど、Jやからといってなんやろうね。とも思うのだけども、やはりあのような卑劣で外道な男が礎になった会社に所属している人を自分の娯楽の時間に関わってほしくないと意識の底で思うのだから仕方がない。所属タレントに罪はないといってもそれは若いタレントだけで、年嵩のタレントには充分罪があると思ってる。こうしてあの事務所に全く興味のなかった私のようなものでも意識的に避けてしまうというのが正直なところです)

 

 

そして、そして、ムギーーー!!!!かわいい!完璧です。画面にちらっと映っているのをみるだけでムギーーー!ってなる!声もよし。

 

 

父母もおっけ!

 

そして主題歌はまぁおいといて、BGMもよい。

 

そして何よりロケーションがいいね。

青々とした田んぼが緑で美しい!(緑好きだから)

 

 

 

 

うーーむとなった点は原作と大いに変えてきた、梅シロップを作るところ。原作ではあのシーンは胡桃でしたね。

 

梅が悪いってわけじゃないんやけど

丁寧な暮らし イコール 梅仕事

っていう方程式が既に成立してるわけです。ここ日本では。

 

だから安直さが拭えないんですね。

全く料理をしない私でさえ、うすらぼんやり作る工程を知っているわけです。

なんや、梅のへそみたいなんをチマチマとって氷砂糖とかに漬けるんやろ?くらいは知ってます。インスタの丁寧な暮らし見せつけ女子達に教えてもらいましたから。

 

だから基にわざわざ教えて頂かなくても知ってるんです。

あの漫画のよさは、基の作る真に一からの知らない料理に、へぇ〜〜っと感嘆するのが醍醐味だと思うので、知っていることをわざわざ結構なんですね。

なぜ、梅シロップを、2人で初めに作る作業に選んだんだろう。季節的なものもあるんか?梅の季節知らんけど。

素人が偉そうにすんませんが、梅シロップの立ち位置を思うとあまりの安直さに脱力です。

 

 

次の料理のジェノベーゼのんは原作そのままで、原作でもすごく美味しそうで食べてみたかったしそれが実写でみれて大満足!そうそう!これが見たかったの!ってなった。

 

あと、ニホンヤモリの使い方も原作との違いがあって、言うまでもなく原作の方がとても良かった。

 

天狗力天狗力とオンが言うている段階なので、やはりそこはムギだけではなくニホンヤモリとも会話をし全ての生き物と共存している基をしっかりと見せてくれよ。ってなったね。

 

 

 

原作と実写の違いをまた間違い探ししてしまってこーゆー見方はよくないのについつい、好きな作品だけにすみませんね。

 

 

日本家屋の重厚さは実写の方が圧があっていいよね。

ドラマだからどこがのお家を借りているのかしら。

 

借り物だからそのように指示されたのかのかも知れないけれど、現時点ではふてぶてしいオンくん。

こんなところでは暮らせない!ぷんってスーツケース持って出ていくけど戻ってくるのね。

 

14歳の若者らしく、だーらだらしてる雰囲気で、ゴロゴロゴロゴロスーツケースを引き摺るの。

 

そやけど、玄関のたたき?ドアのところを跨ぐときにはスーツケースをぐっと持ち上げて、木でできたその玄関の扉の溝が傷つかないようにしてるのよ。

 

借り物だから…という現実はあるとしても、ふてぶてしい子の中の素直で優しいオンくんの内面をみたようで私はなんか小さく感動した。

 

 

来週も楽しみだ!