"ユキちゃん!"
いろんなBLありますよね。
BLとはボーイズラブのことでそんな事は周知の事実やねんけど私はこれぞBL、これぞボーイズラブといいたい。だから今からそう言う。
これほどまでに2人だけの生活で
これほどまで2人は愛し合ってることある?(っていっぱいあるねんけど大袈裟に言いたくなるねんやん。だってほんまに愛し合ってるんやもん)
ああどうか末永くお幸せに…っていつもBLを読んだ時には願うねん。死がふたりを別つ時まで…って。
もうこのカップルについては願いません。
他人の願い要りません。不要です。
絶対絶対絶対絶対絶対2人ずっと一緒やもん。もう接着剤でぴっちりむっちりくっついてるもん一生。だから願わんでええねん。
あんまりに愛が深いからどうしても読んでると涙が勝手に溢れてくるの。
愛の深さで人を(赤の他人を)感動させる方法は単純に不幸をエッセンスにいれたらええやんか。
物理的距離とか
他人の不理解とか
NTRとか(ごめんめっちゃ好き)
心変わりとか
将来への不安とか
事件事故病気とかのアクシデントとか
ないの。ないねん。
将来の不安はユキちゃんが少し思い患うねんけども全部"ユキちゃん!"って声だけで解決するねん。
物語として大きな山場、起承転結の転が無いに等しい一冊なのにここまで心をぐわっと掴んで何度読んでも鼻の奥が痛んで勝手に涙が出てくるというその愛の深さだけで勝負に出ててむちゃくちゃ成功してること本が憎らしくなるくらい好き。
幼い頃から2人でいて、
恋を知る前から2人でいて、
思春期を共に過ごし、
お互い惹かれあってることを確認し合い、
共に暮らし、
若いから少し節約したり(きゅん)
この先も共に生きようと約束する。
それだけですよ。この本はそれしか描いてないです。
何も起こりません。
ただもうすごく!愛!!!!ユキちゃん!!!って感じなんすよね。
ハルくんの小さい弟くんもかわいいです。
そこらへんのエピソードも心臓が痛くなるやらかわいいから尊いやらで脳みそ焼き切れそう。
"ユキちゃんっ!"って声が、愛がオモクソつまった声が本から聴こえてきそう。
よくぞこの ユキちゃん愛してる! というタイトルをつけたもんや、誰や、どこの天才や(先生かしら…)
まさにタイトルに尽きるねんな
ユキちゃん!ユキちゃん!ユキちゃん!って聴こえるねん。
ドラマCDにはなってないやんな。
普段あまりドラマCDから遠い私やけどもし音源化するなら聴いてみたい。この愛の塊のような ユキちゃん を再現できる声優さんは一体誰でどんな表現方法なんだろう。
なんやかんや障害のある恋路も大好きなんだけどもこれほどまでに太く、幹線道路より太い、威風堂々とした、揺るぎない愛を眼前に押し付けられるのはなんて気持ちいいんだろう。
クリスマスの夜もとってもロマンチック。
ネタバレしてるから(今さら)未読の人あんま読まんとって
スーツに着替えてプロポーズ!ってときに
待ってる間にうとうとしてるユキちゃん。
眠くなっちゃった?って優しく聞くハルって本当ユキちゃんを愛し大事に思ってるんやなぁって感激した。
ユキちゃんを大事にしてるんやなぁって思う箇所は無限に言えるんやけど何度読んでもココでぐぅっっっつとなるんです私。