足が
ちべたい
ちべたい
なのだ
ARUKU先生の御本の中で今のところ1番好きなお話かもしれない。
サラリーマンとしてちゃんと毎日お仕事してた美晴はそもそも「ちべたいちべたいなのだ」と口に出すような男の子だったのかな。
マナトくんが狂気愛で美晴をバスルームに閉じ込め愛してるかわいいをこれでもかというほど伝えてると、相手も応じて可愛くなるんだろうか。
マナトくんしか拠り所がないから、防衛本能としてかわいい自分を振舞って本当にめちゃくちゃかわいくなってくんだろうか。
1人の時にも はふはふ と口にしたり
美晴は自由だってぴょんこぴょんこしたり
みはるのおどうぐばこ って書いたりするかな?
くまさんのパンケーキをおねだりしたり
バスタブUFOを夢想したりする?成人男性が?
先生がノリで描いてるのか何かを内包してるのか曖昧になってくる。
まぁみんな外の顔とウチの顔があるから存外そんな感じかもしれないな。
それにしても美晴は愛らしい。愛さずにはいられないし、ぬくぬく甘やかされっぱなしで生活していて欲しい。
だから私も人格ロールモデルを美晴にすることにしたの。美晴を意識してここ2週間くらいは生活してる(もちろん言うまでもなく家の中だけ)
言葉遣いや表情を真似するよう努めてます。
足が寒いときに
ちべたいちべたいなのだ
は相当ハードルが高くて美晴プレイ初心者には
ちべたい っていうのが精一杯だけど、毎日美晴イズムを意識してたら、ちべたいを重ねて言う上、語尾に なのだ を言えるようになるかもしれない。
私の奇行に慣れてる家人もバスタブUFOは流石に頭大丈夫かな?ってなると思う。
バスタブっていくら快適にふわふわにしても、冷たさ硬さを拭うことは出来ないし、狭いよね。成人男性2人だし。
その狭く固い空間に美晴を閉じ込めてる様がマナトの歪んだ愛の象徴で読んでるこちらまで芯まで冷えるし息苦しくなる。
失礼は承知なんだけどARUKU先生の絵柄は、正統にすごく上手いって訳じゃないように思うんだ。
若干のルソーの絵のような歪さがあると思うの。
その小さな歪さが倒錯的な物語と心情にすごく合致して、物語の中に深く入り込んじゃうんだなぁ。
巻末の
美晴の変顔チャレンジのかわいさはとんでもないな。
美晴になる道は険しくて長い。