八神くんの御手を
煩わせるわけには
まいりません
超絶イケメン八神くんに話かけられた女子かわいい。
嫌われものと太陽というタイトルと表紙のイケメン具合から、
もしかするとこのイケメン男子がなんらかの拍子にごっつい嫌われて酷い目にあう話じゃなかろうか…
それなら困る。このイケメンが辛い目に遭うくらいなら変わって差し上げたい。恐ろしや。と思って読んだんだけど、大丈夫やった〜よかった〜
ずっと明るくギャグテイストで話は進んで行くんだけど
ふと、なんか心がチクンってしてね、
とにかく八神くんがイケメン過ぎてて近寄り難いオーラを出してる故に誰も関わらず高校生活を過ごしてるのね。
でね、当の八神くんは誰もしゃべってくれないから自分はすごく嫌われているんだって思い込むのね。
だけどね、人懐っこい樋口くんがね、がんがん話かけにいってってね…ってお話なんだ。
八神くんの心の叫びとかもギャグテイストで明るいんだけどね、実際16.7歳の男の子がね、自分が嫌われていると自覚して誰とも喋らず学校生活を送るのってすごく辛いことなんじゃなかろうか。
楽しそうな同級生を尻目にぽつんと1人って
学校というすごく狭い世界において物凄い孤独なことなんじゃないかな。そう思うとなんか心が痛んでしまうの。(要約するとイケメン好き)
だから、ぴかぴか太陽の樋口くんに本当に救われたんだろうな。
でも、ここはBL世界ですからね、
あれ?おれ?樋口に恋してるかも?ってなるわけなんだわ。
そうするとね、
せっかく孤独の世界を出たというのにその恩人に嫌われてしまうかもしれない。
こんな感情を抱く自分は気持ち悪いと思われてはどうしようって必死に恋心を隠すんだよね。
嫌われものの自分に好きになられて樋口にまで悪影響を及ぼしたらどうしよう。って。
それもまたすごく辛い事じゃない?
好きな人に気持ち悪いと思われてしまったら、それはもう孤独よりも地獄だから。
大好きだから、止められないくらい大好きだから避けなきゃいけない、バレちゃいけない、だけどだけど、好きだから触れたい。って心が痛い。(要約するとイケメン好きってこと)
そうは言うてもわたしもね、すっごいイケメンにはすっごい塩対応してしまうところあるんだよな。これが。
店員さんとかがイケメンだった場合、
全然興味ありませんし、
え?イケメンでした?
そーだっけ?顔とか見てないから知らんけど。
みたいな態度とってしまうんだよなー。
「あー、はいはい、ソレでいいです。(早よしてなみたいな感じ」
ごめんなさい。本当ごめんなさい。
全部嘘やねん。
店入った瞬間から、
ぎゃ!イケメンって思ってたし、ずっと横目で観察してたし、どうせデレデレされることには慣れてらっしゃるでしょうし、私みたいなもんがベラベラ喋ってお仕事のお邪魔をするだなんて滅相もございません。
塩対応どころか、どろっどろの甘々のカラメルみたいな脳内になっております。
あっあー指までイケメンってキレイなんだぁ。って思いながらの「あー、はいはい」なんです。
イケメンは傷つかないと思ってた。
許して。
付き合っての2人の高校生らしい初々しいやり取りはきゅんきゅんきゅんきゅんするよぅ。
デート回の最後の樋口くんにきゃっきゃっって萌えてる。
あ!こちらなんとスケベシーン0やん。
驚き。
初々しい!
ま、ゲスい腐女子なんで、続きがあるなら、
スケベお願いします。っと。