"さ さわってみたいって…"
ステイゴールド、日高の恋があまりに辛くって、辛くて辛くて、他の話を覚えていられないほど辛くって、だから読み返せなくて、それからも一度しか読めてなくてほんで2巻がでた。
分かりやすいハッピーエンドじゃないと絶対嫌って訳じゃない。
過剰にハッピーエンドを求めてしまうのはBLを読み始めてからついてしまった悪癖のようで困ってる。
誰だって、うまくいかない恋のひとつやふたつくらいあるんだし、失恋して泣くことだってあるんや。それが人生や。泣いて泣いて、恋を少しお休みして、ほんでまた人を好きになったり、もう恋はしないでもいい。
…それらは全て、そう思うのは、日高以外の人ならそれでいい。
日高だけは、絶対、何があろうとも、幸せでなければならない。
日高は幸せになるべきなのに、なぜか現段階で幸せになっていない。そんなことは宇宙のバグで到底許容できるものじゃない。
幸せになるために苦労はいらない。淡々とすべからく幸せでいるべきだし、不幸は似合わない。ましてや泣くなんて!
吉田っち、なんだか見ていて恥ずかしくなってきちゃう。
自分が分かってない人って見るのが辛い。おしゃれは自分を理解することから始まると思うからどうしたって無理してがちゃがちゃした服をゾゾで買っているのが痛々しい。彼は自分の体格を活かしてシンプルかつさりげなく胸筋をアピールするようなコーデがいいのでは?少し眉毛も整えたりしてもいいかもしれない。
真っ直ぐに日高に好意を伝える姿は素敵だと思う。
憧れなのか恋なのか分からないとちゃんと分析出来てるところもいいんだけど、それなら日高に踏み込まないでほしい。
日高は幸せじゃないという現状が何らかの宇宙の法則のバグなので、そんな不確かなことではいけません。
なので、まぁやっぱり吉田っち、がんばってはいるけれど空回りで、こちらといたしましても不合格のハンコをもう押してしまいそうです。
彼はゲイ界隈ではスターの素質がありすぎるアイドルビジュなのでまだちょっと不合格ハンコ押せません。
日高の本命コウ、私もう不合格ハンコをぐりぐり押してますんで、なーにを今更しゃしゃりでてきとんの?
ウザいったらないわ。コウのお仕事奮闘記も超絶退屈やったし、地味顔(ちょっと日高に似てなくもないけど)のかっこつけ女上司とのしょーーーーもなすぎるやりとり退屈の極みでなんなん?なんでこんなん読まなあかんわけ?ってもう爆速で飛ばして読んだ。くだらんし。どうでもいいし。
コウはもう全く興味ないので(私が)、第三者のスーパーキャラを熱望します。
日高を愛し、当たり前に幸せを振りかけるまくる第三の男が欲しいです。
その男は、ゾゾで服は買わない。そこらのボロ切れでも何故かおしゃれに見え、面倒くさいことをいうバァバはおらず、地味顔の女とキスをしたりなど下らないことをせず、もちろん日高を泣かしたりなどしない。
クリスマスもお正月もいつでも日高といておじいちゃんになっても愛し合うの!
コウに遊びに誘われたりなどしても、日高は第三の男に夢中で約束を忘れたりするの!ほんでコウはあまりの喪失に仕事も首になって、足をバタバタさせて泣きじゃくってうんこ漏らしたらええわ!馬鹿なコウ。大嫌い!
そやけどもどうしてもコウが日高が好きやというなら、絶対絶対絶対絶対絶対に日高を泣かしたり、くだらん女とくだらんとこをしないと約束するなら(国連決議とかして欲しいくらい)まぁもう一度だけやったらチャンスあげてもいいけど、やっぱり第三のスパダリ求むわ。
吉田っちは無理してるからなぁ。
恋愛において相手に合わせて無理をしたりするのは全然いいと思うしそうやってお互いの努力で関係は構築されていくものやとは思うけど、日高においては幸せ以外のことは一切認められておりませんので、やっぱりごめんなさい。
どこの誰よりも幸せが似合う、幸せになるべき男、日高。
なんの宇宙の因果なのか未だ幸せではない。
勝手が許されるのならどうか第三の男を私は待ってる。
だって一点も曇りのない完全無欠なハッピーが似合う男なんだもん。
だからわたし苦しいの。