"好きってなくなっちゃうもんなの…?"
わぁ、こんなこと、人類が課題としている「永遠の愛」を問うんだね。
恒久の愛をいくら望んだとて、口ではなんとでも言えても証明することは不可能だし、いつか心変わりするのではないか、それが怖いと泣いて縋ったとて、今この時の言葉しか、今この瞬間はないわけで、一体全体戌井はこの難問にどう答えるのかな。
辰見の心からの怖さが手に取るように分かるから、生半可な答えじゃ納得しようがないもんね。
しかもフェロモン症だから、愛が消えた瞬間が如実に分かる。
話は変わるけど、2人のセックス凄いよね。なんか。毎回毎回、魂と魂のぶつかり稽古みたいなセックス。
セックスの描写がすごく至近距離だからより臨場感を持つのかな?
エンゾウ先生のセックスは臨場感があるんだな。
2人は何年経っても相変わらず、ごりごりセックスしてるし、辰見が丁寧に料理を作り、戌井が洗い物をして、一緒にテレビをみたり、お互いの仕事を尊重しあったり心配したり、夜は2人で眠って、朝はステキな朝ごはんで迎える。
そうやって日々を積み重ねることが、すなわち永遠の愛の更新なんだよね。
今日めいいっぱい愛しあえた。
明日の事は分からないよね。勝手な約束は出来るけど。
明日が今日になったら、また今日、今めいいっぱい愛す。
そうして瞬間の積み重ねで2人が今日も愛し合ってて、戌井は辰見に誓ったずっとずっと好きの証明、できてるよね。ちゃんと。
勝手BGM
トロピカル王子kygo
誰付けたんやろ。トロピカル王子って。
マジぴったりやわ。イケメンやし。
Whatever I downed, it got me goin’ crazy
Psychedelics got me goin’ crazy
ドラセクにぴったりの歌詞と
洗練を極めたEDMのリズムでこの息苦しくてむせ返るほどの2人の愛の話にぴったりやとおもうんだな。
コロナ直前の数年、kygoとかDJスネイクとか他にもたくさんいるけど、EDM全盛期、まさに狂乱なくらいEDM全盛で良いフェスもたくさんあったし、世界がEDMの波にのって踊りまくった。私も。
コロナ前から少し下火になってコロナで完全に終わった感があって、
コロナが終息したとて、あんな風に踊り狂うことはもうないと思う。
永遠のお祭りはないし、儚い一瞬だからあんなに輝いてたんかもしれん。
自分は他人の愛をそこまでどうしても欲しいと思う事がない、というか他人に期待しないからあんな風に縋ったりすることはないんだけど、今すぐ永遠の愛が欲しいのなら、自分のことを愛してるこの瞬間に死んで欲しいなって思っちゃうかも。
誰にも取られないし、心変わりもないやんね。
ってちょっとサイコなこと思っちゃうのは、私が漆黒の腐女子(中2っぽ)やからやな。
全く物騒やで。そんなエンド嫌やわ。