"……ほんとは俺が1番
応援していないんだけどな……"
ど田舎の高校生がここでいては何者にもならないから東京に行きたい。東京の大学に行きたい。といい、そんなタカシを好きなヤスは実家の豆腐屋を継ぐ。
俺も豆腐屋やめて東京にいくわーってことにはならず、なんともエモい感じで話は終わるねん。
東京の大学いったって何者かになれるなんて限らないけど田舎にずっといたら、自分はここだからダメなんだ、東京にさえいけば…と何かを悪者にして生きていくことになるし、18才だし、本当に何者にもなれるやんね。
そやけどヤスのものの見方の方が尊い。
今、手元にあるものを愛するのって素敵やし大事やもん。
タカシの考え方やと、東京にいっても、
実家が金持ちじゃない
もっと上の大学にいっとけば
こんな会社に就職しなかったら
アメリカで生まれていたら(しかも都会)
ってなってキリがないと思うねん。でもタカシは現時点では努力して東京の大学に行くわけやから無いものねだりさんじゃなくて向上心があるだけ。ごめんタカシ。
そやけどなんちゅう切ない片想いやねん。
タイトルの
それから、君を考える
がものすごく効いてくるよね、最後の電車のシーン。
プツンと切れた2人の絆があんまりにも切なくて私の情緒がもう瀕死の瀕死なので二次創作してもいい?
全くくだらない話になるのは確定してるから、アホなこと書いてんな。くらいの感じで見てほしい(それはこのブログ全部やけど)
あんな、ヤスは頭もいいし、スポーツもできて、結婚したいナンバーワン男って話やん。
ヤスは高校卒業後、豆腐屋を継ぎますやろ。
ほんでな、めきめき成長するねん。なんか知らんけど、Amazonとかでも売るし、ふるさと納税?とかの対象とかにもなるし、G7?G8?サミットとかでも出されるねん。ヤスの豆腐。ほんでグローバルになるねん。
世界のYASUみたいになるわけよ。
グローバルカンパニーになっちゃうの。世界中で豆腐売れちゃってるねん。ヘルシーやしね。ヤスの作る豆乳はハリウッドセレブも飲むし、もうコカコーラみたいになってるわけよ。
ほんで、ヤスとタカシの故郷はもうシリコンバレーみたいになってるわけやねん。(まだヤス地元におる。しつこい)
地元で何者かになり過ぎちゃったヤス。
タカシはその活躍を1番そばで見守る、っと。(最後端折り)
ふぅ、、よかった。おわり。
小松先生の繊細で美しいお話を台無しにしてしまってるけどあまりに私苦しいから。ごめんなさい。
そしてこちらは短編集なんですね。
他のお話もどうしてこうも人の心をかき乱しまくってくるんやけど、
Young oh!oh!
もすごく良かった。
自分の保身のためにヤンキー辰郎くんを騙して付き合うお話。
辰郎くんの人の愛し方が正解を極めてて、ウブで本当にかわいい。
その辰郎くんをケイジが傷つけてしまったシーンは心臓が痛い痛い痛い痛い。大動脈とか傷いったんちゃうかな?ってくらい痛くなった。
こーゆー人の傷つき方が1番あかんねん。辛いねん。
でも、かわいくて、ケイジの気持ちもすごくすごく分かるし、なんか特別に大事な話になったから是非読んでほしいな〜。
今シーモアセールしてたよー。